お知らせ
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港町・神戸の空は、この日も澄み渡っていた。
三宮の街路樹は初夏の光を受けて揺れ、街全体が少しだけ特別な空気をまとっている。
今日は、由紀と翔太の二人にとって大切な日。
付き合って5年目の記念日であり、同時に由紀の誕生日でもある。
「今年はランチでゆっくりお祝いしよう」──翔太がそう提案したのは、神戸の昼が夜とは違う美しさを持っていることを知っていたからだ。
三宮駅を降りると、港町らしい潮の香りがほんのりと漂ってきた。
休日の昼前、街は観光客と地元の人でにぎわい、カフェのテラス席からは軽やかな笑い声が聞こえてくる。
由紀はカメラを首から下げ、通りの花屋やブティックに足を止めながら歩く。
翔太はそんな彼女を見守りつつ、心の中で今日のサプライズを思い浮かべていた。
昼間に特別な食事をするというのは、夜のディナーとはまた違うワクワクがある。
やわらかな光が窓から差し込み、料理がより鮮やかに見える。
そして食事の後には、そのまま街歩きやショッピングを楽しめる余裕もある。
「ランチならではの贅沢ってあるよね」
由紀がそうつぶやくと、翔太は「今日はそれを味わってほしくて」と笑った。
席に着くと、白いクロスの上には磨き上げられたカトラリーとワイングラスが整然と並んでいた。
翔太はあらかじめ、お店に「誕生日用のデザートプレート」をお願いしてある。
由紀がまだ知らないその演出を想像すると、自然と顔がほころんだ。
昼間でもグラスワインを一杯。
明るい陽射しの下で飲む白ワインは、夜とは違う爽やかな香りが広がる。
「今日のために選んだお店なんだ」
翔太がそう言って案内したのは、VINSEMBLE(ヴァンサンブル)。
店内は落ち着いたトーンでまとめられ、昼の光がやわらかく差し込む。
カウンター越しには、オーナーソムリエが笑顔で迎えてくれた。
料理はどれも芸術作品のようだった。
前菜には旬野菜と鮮魚が美しく盛り付けられ、メインには厳選黒毛和牛のハンバーグとフォアグラ、トリュフソースが香る。
一口ごとに、二人の会話もゆっくりとほどけていく。
食事の終わり、照明が少しだけ落とされ、静かな音楽が流れた。
テーブルに運ばれてきたのは、色とりどりのデザートと──チョコレートで描かれた「Happy Birthday Yuki」の文字。
由紀は驚きで目を見開き、そして笑顔になった。
「こんなの…予想してなかった」
翔太は少し照れながら、「これからも、毎年こうやってお祝いしたい」と答えた。
ランチを終えた二人は、ゆっくりと北野坂を登りながら街歩きを楽しむ。
昼から始まった特別な日は、まだこれから続く。
神戸で迎える記念日や誕生日──それは、料理だけでなく、その街全体が贈ってくれる時間の贅沢でもある。
神戸で「記念日ランチ」や「誕生日ランチ」を計画するなら、料理、空間、サービスの三拍子が揃ったVINSEMBLE(ヴァンサンブル)がおすすめです。
昼間だからこそ味わえる光と空気、そして心に残るひと皿が、あなたの大切な日を特別な思い出に変えてくれます。
👉 VINSEMBLE(ヴァンサンブル)公式サイトはこちら
https://www.kobe-vinsemble.com/vinsemble/
⇨食べログ
https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280101/28046052/
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